犬のしつけ解説「トイレのしつけ方法」

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飼い主さんに本当に学んでほしい「犬のしつけについての意識設定」を解説しています。それができていないと長期的な犬との良い関係は築けません。

犬のトイレのしつけは叱っても成功しない

トイレに関して犬のしつけをする際に、一般の本などでは「そそうをしたら犬の鼻を床にこすり付けて怒って・・」などと解説しているものがありますが、それは絶対にやってはいけない犬のしつけ方です。

犬は感覚が鋭い動物ですが、知能そのものは低いです。

まず、現行犯でないものを後で怒られても、犬には意味がさっぱり理解できません。そして、犬にとっては「自分はただオシッコしただけ」なので、現行犯で叱られたとしても、場所の失敗などとは結び付けて反省ができないのです。

むしろ、犬は自分がオシッコやウンチした行動そのものと怒られたことを関連付けてしまい、かえって隠れて排泄をそこらじゅうにするようになってしまいます。

犬にトイレを失敗させないような環境作り

犬のしつけではトイレだけなく、あらゆる行動の教え方に共通しますが、失敗の癖を習慣化させないことが重要です。

ケージ内には、ちゃんとクレートハウスなどがあって、寝床とトイレをハッキリ区別させておきましょう。犬は、もともとはキレイ好きな動物ですから、興奮してジタバタなどしなければ、自分の寝床にはわざわざオシッコやウンチをすることはありません。

また、犬はキレイな場所を探して排泄するので、トイレが汚れたままではいけません。

そして犬の放し飼いも、トイレの失敗を助長してしまいます。トイレのしつけが成功して習慣が安定するまでは、放し飼いをしてはいけません。

犬のトイレのしつけをしている風景の画像

犬は興奮でオシッコをもらしますので、ケージから出てウロウロする興奮や遊びの興奮ですぐにオシッコをもらしてしまいます。

犬をケージやサークルから解放する際には、犬にリードを装着して、あなたが持っておく習慣にしましょう。犬を出して少しウロウロしたら、一回ケージに犬を誘導して排泄を促してほしいのです。

犬はすでに興奮していますので、普段のトイレ時に合図の音を関連付けておくと、その合図音で排泄したい気分になるのです。

人間の長い言葉ではなく、「ピピピピ・・」などの効果音的なものが良いです。

犬が上手くトイレできたら静かに褒めてください。大げさはダメですよ。

褒めたら、また犬を解放して遊びを始めてください・・

犬のトイレのしつけにも人間との関係作りが重要

これも、トイレだけでなくあらゆる犬のしつけに関連することですが、「あなたと犬の関係しだいで犬に教えた効果の結果が極端に違ってくる・・」ということです。

「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、大いにあります。

例えば、あなただって何か人に褒められる時やお願い事をされる時に、嫌いな人から言われたら嫌ですし、褒められても嬉しくないですよね?

犬のトイレのしつけだって同じです。

でも、それは「ふだん犬を怒らないでチヤホヤすれば良いの?」ということではないのです。もちろん、強い怒り方や体罰は逆効果ですが、甘やかしのチヤホヤでも逆効果なのです。

人間の子供でもそうですよね。そんな人は見抜かれてバカにされ、相手にされなくなります。

犬はクールですよ(^-^;)

普段の何気ない犬との関わり方からすべて、リーダーシップを持って、あなたが犬に認められる存在になっておかないといけないのです。

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犬のしつけが上手く出来た後の画像