犬のしつけ解説「噛み付き・甘噛み」

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飼い主さんに本当に学んでほしい「犬のしつけについての意識設定」を解説しています。それができていないと長期的な犬との良い関係は築けません。

噛む犬のしつけはまず準備をしっかりする

可愛いはずの愛犬に噛まれたら、あなたは手の傷だけでなく、心にも傷がつきますよね。とっても悲しいです。

噛む犬のしつけをしようにも、「噛まれるから怖くてできない・・」という場合もあるはずです。また、感情的になったりビックリして犬を叩いてしまったこともあるでしょう。

そういう感情になると、人間はホルモンバランスが変化して、それが体臭の変化になります。よく「興奮してアドレナリンが出た!」なんて表現を使うことがありますよね。

人間同士で臭いや脳波で感情が伝播するのですから、五感が優れている動物ならなおさらです。犬の臭覚は人間の数十倍です。

飼い主さんの興奮は、犬の興奮や緊張もあおってしまうのです。これでは悪循環になってしまいますし、動揺する飼い主さんの態度を見て見下す犬もいます。そうならないように、落ち着いて噛む犬のしつけができるように、良い準備をしましょう。

ホームセンターには、作業性の高い革製の手袋が売っています。安い物ですと350円とかでも売っています。よく軍手を使う方がいますが、あれはダメなんです。

太い繊維をただ編み込んだだけですので、犬の尖った犬歯は何の抵抗も無く貫通して手が傷を受けます。そして繊維に犬の歯がひっかかったりして混乱します。

噛む犬のしつけは「引いてダメなら押してみる!」

犬に噛まれた手を必死に引こうとするのは、反射的にやってしまいますよね。でも、犬はそうなると抵抗反射で余計に噛む力を強めて放すまいとします。

だから・・・押してみるのです(笑)

犬があなたの手を噛んだら、そのまま犬の口の中にグッと手を押し込んでみてください。犬はビックリして顔をそむけて噛んだ手を放します。

そうしたら、間をおかずに犬にまた手を見せてみましょう。犬はまた噛みます。そうしたらまた先ほどの手の押し込みを実施してください。

(犬が凶暴だったり成犬で怖いようならば、リードを付けて片手で短く持っていてください)

これを何度も機械的に繰り返すと、やがて犬は手を見ても噛まなくなり様子をうががうようになるのです。手を見せても噛まないで待てるようになったら、褒めてあげてください。

噛む犬のしつけをしている風景の画像

でも、大げさに褒めたり、赤ちゃん扱いでナデナデしてはダメですよ。

そして、犬は上から接近してくる人間の手が怖いので、とっさによけたり噛んで攻撃したくなりますので、犬の目線よりも下から手をゆっくり差し伸べて、犬の肩のあたりを軽くポンポンポンとしてあげて「マテ・・〇〇良い子・・」で静かに褒めることです。

まー子犬の場合は、そんなに簡単には噛み癖は消えませんので、
しつけは根気よく・・です(^-^)

甘噛みも「カワイイから許す」をしないでしつける

「甘噛みだからいいか・・」と言って、犬のカミカミを許す飼い主さんが多いですが、これは危険です。

犬はあなたとの関係を常に探っています。誰だって自分が相手よりも優位になって好きなように振る舞いたいものです。私達人間の大人は、それをガマンして相手を尊重できますが、犬にはそんな知能はありません。

犬と飼い主さんの主従関係ができる前段階や崩れている段階では、いかなる噛み付きも甘噛みも受け入れてはいけません。

先ほどの項でお話した方法で、しっかり犬のしつけを続けてください。犬はいつでも、あなたの態度を見て感じているんですよ・・犬の独特の本能で・・・

その積み重ねが「主従関係の認識」になるのです。

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犬のしつけが上手く出来た後の画像